欧米で急成長しているアパレル「H&M」が今秋、日本に進出する。トップトレンドを敏感に取り入れ、しかも低価格で服や小物を大量生産するのが特徴。消費者の動向を重視して服作りをするこうした新しいタイプの企業が、今後の日本のファッションの流れに変化をもたらすのではないかと注目される。(編集委員・高橋牧子)H&Mは1947年にスウェーデンで創業。現在約30カ国で1500を超す店舗を展開する。服が売れないと言われる近年も売り上げは堅調で、過去5年で73%伸ばし、07年度の総売上高は1兆5660億円。米国のGAPグループなどと並んで世界有数のSPA(製造小売業)だ。商品は多様なサイズのレディースとメンズ、下着や子供服に小物まで。店には毎日、新商品を置く。英国トップショップやスペインのザラなどと共に、街の目抜き通りに大型店を開いて成長してきた。日本ではまず9月に東京・銀座、11月に原宿、来年秋には渋谷の大通り沿いに大型店を出店する。日本進出が遅かった理由は、日本法人のクリスティン・エドマン社長によると、「適切な一等地がなかったから。また、日本の消費者は流行に敏感で細部に厳しく、高いサービスを求める。手ごわい市場だったから」。日本でも本国などと同じ商品を販売するが、日本人の体形に合わせたサイズを投入するほか、同社では世界初だという品質管理マネジャーを置く。秋冬の展示会を見る限り、最近の円安傾向の割には値ごろ感があった。フェイクファーのバルーンラインのジャケットが約6千円。高い商品でも約3万円。エドマン社長は「価格帯も今後の出店も、状況を見ながら対応していく」と慎重だ。開店の目玉はコムデギャルソンと共同製作した商品。各国で販売して日本進出をアピールする。H&Mではデザイナーとバイヤー100人ずつが、各国の流行やカルチャーを研究して商品開発するそうだ。来日したチーフデザイナーのアン・ソフィー・ヨハンソンは、日本市場で必要ならば、肩ひもの幅のような細部でも、特別に変更することがあり得ると語る。「私たちは自分が作りたい物ではなく、消費者が欲しいと思う物を作ろうとする会社だから」日本の同業者たちはライバルの上陸に、どう反応するのか。ユニクロは「我々はベーシックな商品が中心。競合はしないため、身構えてはいない」(広報部門)。ユニクロでは高機能素材などを生かした衣類を中核とする方針はそのままに、この秋冬もシンプルな商品を提案する。デザイナーに永澤陽一を起用し、おしゃれな商品を充実させようとしている、イオンのトップバリュも「顧客に支持される商品作りを変わらずに目指す」(広報部門)とのこと。
最初どこにできるんだろう?
ベビー服ならコムサイズム
[引用元:朝日新聞]








